【ワシントン共同】ルビオ米国務長官は29日、パキスタンのダール副首相兼外相とワシントンで会談し、イランとの戦闘終結に向けたパキスタンの仲介努力に謝意を示した。両氏は安全保障上の協力を強化することで一致した。国務省のピゴット報道官が発表した。
パキスタンの仲介役割
パキスタンは長年にわたり、イランと米国の間で緊張緩和のための仲介役を務めてきた。今回の会談では、ダール副首相が両国間の対話促進に向けた取り組みを説明し、ルビオ長官がこれに謝意を表明した。両者は、地域の安定に向けて引き続き協力していくことで合意した。
バルチスタン州の爆発事件
ルビオ長官は、パキスタン南西部バルチスタン州で今月起きた爆発事件の犠牲者に対し、哀悼の意を示した。この爆発では、州の分離独立を求める反政府武装勢力「バルチ解放軍(BLA)」が犯行声明を出している。米国はパキスタンのテロ対策を支援する立場を改めて表明した。
安全保障協力の強化
両外相は、テロ対策や地域の安全保障に関して意見交換を行い、情報共有や共同訓練などの分野で協力を深めることで一致した。特に、アフガニスタン情勢を踏まえた地域の安定化が重要な議題となった。
今回の会談は、米国とパキスタンの関係改善の一環として位置づけられており、今後の両国間の協力拡大が期待される。



