フィリピン上院は18日、公金を不正に使用した疑いがあるとして、サラ・ドゥテルテ副大統領の解職の是非を審理する弾劾裁判所を設置した。下院が11日に弾劾訴追していた。サラ氏はドゥテルテ前大統領の長女で、2028年の次期大統領選の有力候補と目されている。
弾劾裁判の影響
弾劾裁判には、解職に加えて公職に就く資格を剥奪する権限もあるため、上院の判断次第でサラ氏の大統領選出馬が阻まれる可能性がある。この動きは、フィリピン政治の今後の行方に大きな影響を与えるとみられる。
下院の動き
下院は、サラ氏が対立するマルコス大統領へ報復するため「殺し屋を雇った」と発言したことなどを問題視し、昨年2月にも弾劾訴追を行った。しかし、手続きに問題があったとして最高裁が弾劾訴追を違憲と判断。下院は新たな申し立てに基づき、改めてサラ氏の弾劾訴追を決めた。
この弾劾裁判の行方は、フィリピンの政治情勢を大きく左右するものとして、国内外から注目を集めている。



