英労働党、スターマー降ろしが拡大 バーナム市長に注目
英北部マンチェスターの小学校で児童と面会するスターマー首相、レイナー前副首相、バーナム市長の姿が4月13日に報じられた。この地方選での労働党の大敗を受け、スターマー首相は窮地に立たされている。党内では次回総選挙を見据え、辞任を求める声が強まっており、有力な後継候補としてマンチェスターのバーナム市長の動向が注目を集めている。
地方選は7日に投票が行われ、2029年までの総選挙の前哨戦と位置づけられていた。労働党は約6割の議席を失う大敗を喫した。物価高に加え、指導力不足が指摘されるスターマー氏の不人気が影響したとみられる。
2024年の前回総選挙で大勝した労働党は現在、下院(定数650)で400以上の議席を有する。BBC放送によると、10日時点で30人以上の議員が公然と辞任を要求している。党則では、議員の20%の推薦を得た候補がいれば党首選を実施できると定められている。
注目を集めるのは、党内穏健左派のバーナム氏だ。ブラウン政権(2007~10年)で保健相などを歴任した元下院議員で、2017年にマンチェスター市長に転じた。彼の動向が今後の労働党の行方を左右する可能性がある。



