中国の王毅外相は6日、北京を訪問中のイランのアラグチ外相と会談した。国営通信社の新華社が伝えたところによると、両外相は14日から15日にかけて予定されているトランプ米大統領の訪中と米中首脳会談に先立ち、イラン情勢について意見交換を行ったとみられる。
米国の中国への圧力要請
一方、ルビオ米国務長官は5日の記者会見で、イランによるホルムズ海峡の事実上の封鎖について言及し、この状況は中国の利益にもならないと指摘した。その上で、中国がイランに対して圧力をかけるよう求めた。これは、イランに対する軍事的および経済的な支援をけん制する狙いがあるとみられる。
ホルムズ海峡をめぐる立場
ルビオ長官は、ホルムズ海峡の封鎖によってイランが世界から孤立しつつあるとし、中国がアラグチ外相に対して「このメッセージを伝えるよう望んでいる」と述べた。これに対し、王毅外相は4月中旬にアラグチ外相と電話会談を行った際、ホルムズ海峡に関して、沿岸国としてのイランの権益は尊重されるべきだとしながらも、「国際的な航行の自由と安全は保障されなければならない」と強調していた。
今回の北京での会談は、米中首脳会談を前にした重要な調整の場となった。両外相は、イラン情勢やホルムズ海峡の問題について、それぞれの立場を確認し合ったものとみられる。今後の米中関係や中東情勢に影響を与える可能性がある。



