ルビオ米国務長官は5日の記者会見で、2月末に開始した対イラン軍事作戦「壮絶な怒り」が「終了した」と述べた。議会による宣戦布告や承認なく軍事行動を始めた場合、原則60日以内に終了するよう定めた国内法の制約を回避する狙いがあるとみられる。
作戦終了の背景
ルビオ氏は「作戦の目的は達成した」と主張し、米軍の活動がペルシャ湾で足止めされている船舶の退避支援措置「プロジェクト・フリーダム」に移行したと説明した。退避支援では「先に撃たれない限り、発砲することはない」と述べ、攻撃は意図していないと強調した。
国内法の制約
米国では、議会の承認なしに大統領が軍事行動を開始した場合、60日以内に終了することを義務付ける法律がある。今回の作戦は2月末に開始されており、ちょうど60日が経過したタイミングでの終了宣言となった。専門家は、法的な制約を回避するための措置である可能性を指摘している。
今後の見通し
ルビオ長官は、作戦終了後もイランに対する圧力を継続する方針を示唆。また、ペルシャ湾の航行の自由を確保するため、同盟国と連携して船舶の安全を確保する重要性を強調した。一方、イラン側はこれまでの軍事行動を非難しており、今後の緊張緩和には時間がかかるとみられる。



