トランプ米大統領は1日、イランが戦闘終結に向けて新たに提示した提案について「私が同意できないことを求めている」と不満を表明し、現時点では合意は不可能との認識を示した。ホワイトハウスで記者団に対し、具体的内容は明かさなかったものの、攻撃再開は望まないとしつつ「選択肢の一つだ」と述べ、圧力をかけた。
イランの新提案の内容
米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、イランは新たな提案で、米国が戦闘終結やイランの港湾封鎖解除を保証するなら、事実上封鎖しているホルムズ海峡の開放条件について話し合う用意があると示した。当初案では封鎖の即時解除を求めていたが、今回の提案では態度を軟化させた。一方、核問題に関する交渉は、米国の制裁緩和と引き換えに実施するよう求めているという。
トランプ氏の見解
トランプ氏は、イランは合意を望んでいると改めて主張したが、今後合意に達するかどうかについては「確信を持てない」と述べた。その理由として、イラン指導部内の意見対立が続いていることを挙げた。また、イランが当初提示していた案は核問題の交渉を先送りする内容だったとされている。
トランプ氏は、ホワイトハウスでの記者会見で、イランとの交渉が難航していることを認めつつも、米国として攻撃再開は望まないものの、必要ならば軍事行動も辞さない姿勢を示した。この発言は、イランに対する圧力を強める意図があるとみられる。
今後の展望
イランと米国の間では、核問題や中東地域の安全保障をめぐり長期間にわたる対立が続いている。今回の新提案は、イラン側が一定の譲歩を示したものの、核問題の扱いや制裁解除の条件など、依然として大きな隔たりがある。トランプ氏の「合意不可能」発言は、今後の交渉の行方に不透明感をもたらしている。



