アジア太平洋経済協力会議(APEC)の貿易相会合が22日、中国江蘇省蘇州で開幕した。日本や米国など21の国・地域が参加し、米国による保護主義の強化が進む中、議長国である中国は自由貿易の推進を強調し、影響力の拡大を図っている。
日中閣僚の非公式接触が焦点
日中関係が冷え込む中、今回の貿易相会合に合わせ、赤沢亮正経済産業相と王文濤商務相が非公式に接触するかどうかが注目されている。赤沢氏は開幕前の記者団に対し、「王氏との機会があれば、さまざまな話題について話をしたい」と述べ、会談への意欲を示した。
会合の主な議題
会合では、自由貿易圏の形成や、新たな成長分野として注目されるデジタル経済などにおける協力拡大について議論が行われる。APEC加盟国は、地域全体の経済統合を推進するため、これらのテーマについて意見交換を進める方針だ。
米国の保護主義と中国の戦略
米国が保護主義的な通商政策を強める中、中国は自由貿易の重要性を訴え、自国の立場を強化しようとしている。今回の会合は、中国が主導権を握る場としても注目される。



