クルーズ船ハンタウイルス、アンデス型と確認 9日カナリア諸島到着へ
クルーズ船ハンタウイルス、アンデス型 9日カナリア諸島到着

大西洋を航行中のクルーズ船で、ネズミなどの齧歯類が媒介するハンタウイルスによる集団感染の疑いが浮上している。世界保健機関(WHO)は6日、船内の感染者から「アンデス型」のハンタウイルスを確認したと発表した。この型は主に南米で確認されており、まれにヒトからヒトへの感染が起こることが知られている。

船の状況と今後の予定

ロイター通信によると、アフリカ西部の島国カボベルデ沖に停泊していた当該船は6日、航行を再開した。スペインメディアの報道によれば、受け入れ先はスペイン領カナリア諸島のテネリフェ島で、9日に到着する見込みである。

カナリア諸島自治州のクラビホ首相は、安全に関する情報が不足しているとして受け入れに反対の立場を示した。しかし、スペイン中央政府は「国家の問題であるため、州は要請を拒否できない」として、受け入れを強行する方針を固めている。

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感染状況の詳細

WHOの発表によると、感染が疑われるのは計8人で、うち3人の感染が確認された。これまでに3人が死亡している。船の運航会社によれば、乗客には日本人1人が含まれているが、感染は確認されていない。感染が疑われる3人は6日、治療のため船外に搬送された。

アンデス型の特徴とリスク評価

ロイター通信によると、WHO当局者は6日、船で確認されたアンデス型について、感染力が高まったことを示すような変異は確認されていないと説明した。船はアルゼンチンから南極地方に立ち寄り、カボベルデに向かっていた経緯がある。

WHOは、濃厚接触による船内でのヒトからヒトへの感染が起きた可能性もあるとみて調査を進めている。一方で、一般市民の感染リスクについては「低い」と評価している。

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