台湾の頼総統、民主主義の堅持を訴える 2・28事件追悼式典で中国の圧力に対抗
台湾の頼清徳総統は2月28日、台湾統一を目指す中国の圧力に屈することなく、民主主義体制を守るべきだと力強く演説しました。この発言は、中国から来た国民党政権が台湾の民衆を多数殺傷した「2・28事件」から79年を迎えた追悼式典で行われ、南部・高雄市で開催されました。
歴史的な迫害を振り返り、民主の重要性を強調
頼総統は2・28事件について、「外来政権が罪のない人々を迫害した悲惨な歴史だ」と指摘しました。さらに、近年の情勢に触れ、「中国はさまざまな手を使って台湾を併合しようとしている」と述べ、全国民が主権と民主主義を共同で守ることを希望すると強調しました。
事件後、国民党政権が1987年まで戒厳令を続けて国民を抑圧した歴史を振り返り、「民主主義は空から降ってくるものではない。台湾人が命懸けで守るべきものだ」と訴えました。この発言は、台湾社会における民主主義の価値と、その維持への強い決意を反映しています。
中国の圧力に対抗し、台湾の主権を主張
頼総統の演説は、中国からの政治的・軍事的圧力が高まる中、台湾の民主主義と主権を守る重要性を改めて示すものです。式典では、以下の点が特に強調されました:
- 2・28事件の歴史的教訓を現代に活かす必要性
- 中国の併合試みに対する警戒と抵抗
- 台湾国民全体による民主主義の共同防衛
この式典は、台湾社会の結束と、民主的価値へのコミットメントを内外にアピールする機会となりました。頼総統の言葉は、台湾が直面する国際的課題に対し、毅然とした姿勢を打ち出しています。



