石油元売り大手の太陽石油は4日、ロシア産の原油を調達したと発表した。ホルムズ海峡が事実上封鎖されて以降、日本がロシア産原油を確保するのは初めてとなる。日本は原油の9割以上を中東産に依存しているが、中東情勢の緊迫化により輸入が困難になっている。
サハリン2からの輸入
同社によると、ロシアの資源開発プロジェクト「サハリン2」から産出された原油を積んだタンカーが4日、同社の四国事業所(愛媛県今治市)付近に到着した。輸入量は非公開とされている。輸入に際しては、経済産業省から受け入れ要請があったという。
制裁の例外措置
経済産業省によると、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、ロシア産原油は経済制裁の対象となっている。しかし、サハリン2産の原油は適用除外とされている。これは、日本のエネルギー安全保障上の重要な位置づけを反映している。
日本はサハリン2から液化天然ガス(LNG)も調達しており、同プロジェクトは日本のエネルギー供給源として重要な役割を果たしている。今回の原油調達は、中東依存からの脱却を図る日本のエネルギー戦略の一端を示すものと言える。
太陽石油は、今後も安定した原油調達を目指し、多様な供給源の確保に努めるとしている。



