欧州連合(EU)加盟国と近隣諸国で構成される連合体「欧州政治共同体(EPC)」の第8回首脳会合が4日、アルメニアの首都エレバンで開幕した。会合には欧州主要国の首脳や北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長に加え、ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領も参加している。
アルメニアの外交戦略転換
旧ソ連構成国であるアルメニアは、これまで経済・安全保障の両面でロシアと緊密な関係を築いてきた。しかし近年はEU加盟も視野に入れたバランス外交を志向し、ロシア依存度の低下を目指している。今回のEPC首脳会合の開催は、そうしたアルメニアの外交方針の転換を象徴するものといえる。
初のアルメニア・EU首脳会合も
エレバンでは4日から5日にかけて、アルメニアとEUの初めてとなる首脳会合も予定されている。これにより、両者の関係強化が進むと見られる。
ロシアの警戒
ロシアは、ゼレンスキー氏も加わったアルメニアでのEPC首脳会合の開催に神経をとがらせているとみられる。アルメニア政府の発表によれば、今年のEPC首脳会合では、経済やエネルギー安全保障の強化などが協議される見通しだ。



