トランプ米大統領の中国訪問に伴い、北京市中心部に位置する世界遺産の名所である天壇公園が、5月13日と14日の2日間にわたり閉鎖されることが明らかになった。この措置は、トランプ氏と中国の習近平国家主席が14日に同公園を訪れる計画があるためで、警備上の理由によるものと見られている。天壇公園は12日、中国のSNS「微信(ウィーチャット)」の公式アカウントを通じてこの情報を発表した。
天壇公園の歴史的・文化的価値
天壇公園には、明・清両王朝の歴代皇帝が天に祈りを捧げた「祈年殿」が存在し、故宮と並んで北京を代表するシンボル的存在として知られている。この史跡は、中国の伝統的な建築技術と宗教的儀式の重要な証拠であり、ユネスコの世界遺産にも登録されている。
訪問の背景と識者の見解
シンガポールの華字紙「聯合早報」は12日までに、識者のコメントを掲載し、「トランプ氏は宗教意識の強い人物であり、かつて皇帝が祭祀を行った天壇公園への訪問は、トランプ氏の好みを大いに反映している」と分析している。この訪問は、米中首脳会談の一環として計画されており、両国関係の象徴的な意味合いも持つとみられる。
天壇公園の閉鎖期間中は、一般の観光客や市民の立ち入りが制限されるため、周辺の交通規制や混雑が予想される。北京市当局は、安全確保のため万全の体制を整える方針だ。



