国際人権会議中止、中国が圧力か 台湾市民参加予定で
アフリカ南部のザンビアで開催が予定されていた、デジタルと人権をテーマとする世界最大規模の国際会議が、中国からの圧力を受けて中止されたことが1日、明らかになった。主催団体が発表した。この会議には台湾市民の参加が予定されており、それが中止の原因とされている。
会議の中止と背景
会議は「ライツコン」(RightsCon)と呼ばれ、インターネット関連の人権団体「アクセス・ナウ」が主催していた。今月5日から8日まで、ザンビアの首都ルサカで開催される予定で、数千人が参加する見込みだった。しかし、主催団体は中国の圧力があったとして、中止を決定した。
ザンビアは中国との関係が深く、運営に携わる弁護士は「中国が開発協力と引き換えに中止を要求したのではないか」と指摘している。この会議には台湾市民の参加が予定されており、中国は台湾を自国の一部とみなしているため、これが圧力の理由とみられる。
影響と今後の見通し
今回の中止は、国際社会における表現の自由や人権擁護の取り組みに影響を与える可能性がある。アクセス・ナウは声明で「中国の圧力により、重要な議論の場が奪われた」と非難している。一方、中国側は公式なコメントを出していない。



