SKテレコムとNTT、次世代6Gで連携強化へ 国際標準化や投資で協力協議
SKテレコムとNTT、6Gで連携へ 国際標準化や投資で協力

SKテレコムとNTT、次世代6Gで戦略的連携を強化へ

韓国通信最大手のSKテレコムが、日本のNTTと次世代通信規格「6G」の実用化に向けた連携を強化する方針を明らかにした。同社の最高経営責任者(CEO)、鄭載憲(チョン・ジェホン)氏が読売新聞の取材に応じ、国際標準化や技術共有、投資での協力を協議していると述べた。この動きは、AI(人工知能)時代の基盤となる通信環境の整備を加速させるものと期待されている。

AI時代を見据えた6G開発の重要性

鄭CEOは、AIが中心となる未来の世界では、通信事業者がその基盤となる通信網を供給する必要性を強調した。特に、AIに親和性のある通信環境として6Gに注目しており、NTTとの連携を通じて、必要な技術の共有や国際標準化での協力を進めていると説明した。また、個別投資よりも共同投資が効果的な分野があるため、投資面でも協議を進めていると付け加えた。

さらに、データセンター(DC)事業での連携も重要視している。NTTはグローバルな競争力を有しており、次世代光通信技術「IOWN(アイオン)」に興味を持っているという。DC同士を物理的につなぎ、空いている計算能力を負荷がかかっている領域に配分する協業も検討中だ。

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SKテレコムのAI事業と競争力

鄭CEOは、SKテレコムが注力するAI事業についても言及した。同社は、AI向けデータセンターなどのインフラ事業に力を入れており、世界的な需要の爆発的増加に対応するため、半導体メモリーやエネルギー供給の確保が課題となっている。SKグループは、半導体メモリー大手のSKハイニックスやエネルギー企業を傘下に持ち、長年にわたるAI技術の準備を経て、総合的な競争力を確保していると強調した。

また、インターネット空間の安全性を高めるデジタル技術「オリジネーター・プロファイル(OP)」にも関心を示した。AI時代において、データや情報の信頼性が最も重要になるとして、OPの導入を韓国で展開するため、協業を積極的に検討していると述べた。

日韓関係とグローバルな協力への期待

日韓関係については、SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長が「日韓で経済以上の共同体レベルの交流が展開されるべき」と強調していることを紹介し、グループ全体がこれに共感していると語った。特にAI時代において、日本と韓国が持つ技術を統合することで、アジアやグローバルな発展に貢献する協力が可能だと期待を示した。

このインタビューは、3月4日にスペイン・バルセロナで開催された世界最大級の通信機器・技術展示会「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」の会場で実施された。鄭CEOの発表は、次世代通信技術の開発における国際協力の重要性を浮き彫りにしており、今後の動向が注目される。

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