能登半島地震の教訓を活かした通信復旧体制の構築
2024年に発生した能登半島地震では、半島部の通信復旧が大きな課題となりました。金沢市から半島先端の珠洲市までの約130キロの移動に、平常時の2.5倍にあたる6時間を要し、作業時間の制約と作業員の疲弊が復旧遅延の要因となったのです。
知多半島における災害拠点の設置
この経験を踏まえ、NTTドコモ東海支社は、愛知県知多半島が被災した際の活動拠点として、美浜町に着目しました。同町と協定を締結し、災害時には以下の資機材が南知多道路のインターに近い町総合公園または運動公園に参集する体制を整えています。
- 復旧要員
- 移動基地局車
- 可搬型衛星アンテナ
すでに2回にわたり、参集と復旧作業の訓練が実施され、実践的な準備が進められています。
宿泊・待機場所の確保と充電器の備え
さらに、あいち美浜町観光協会との間で、作業員の宿泊・待機場所に関する協定を今年2月に結びました。町内11軒の旅館が被災状況に応じて部屋と飲食を提供する仕組みです。
また、町内の各避難所で利用できるよう、会社を問わず対応可能な携帯電話充電器も準備されています。これにより、被災者の通信手段確保にも貢献することが期待されます。
NTTドコモ東海支社の担当者は、「能登半島の経験を踏まえて、有事に備えたい」と語っており、教訓を活かした防災対策の重要性を強調しています。



