関西空港、2026年夏の中国路線が大幅減少 国際線全体も17%減に
関西エアポートは2026年3月24日、2026年夏期(3月29日~10月24日)における関西空港の運航計画を発表しました。それによると、中国路線の旅客便数が前年同期比で70%も減少することが明らかになりました。国際線全体でも前年同期比17%の減少が見込まれています。
中国路線の割合が14%に縮小 外交関係悪化が背景
関西空港では近年、中国路線が国際線の30%以上を占めてきましたが、今回の計画ではその割合が14%にまで縮小します。この大幅な減少の背景には、日中間の外交関係悪化が影響していると見られています。
関西エアポートの新宮早人執行役員は記者会見で、「我々を取り巻く環境としては非常に厳しい」と述べ、状況の深刻さを認めました。同氏は中国路線の減少が今回で底を打った可能性があるものの、さらに減る可能性もあるとして警戒を続けていると説明しています。
具体的な運航計画の詳細
発表された運航計画の詳細は以下の通りです:
- 国際線旅客便数:週平均1,202.8便(前年同期比17%減)
- 中国路線便数:週平均162.9便
- 中国路線就航都市:12都市(前年同期より21都市減少)
減少する中国路線の就航先には、重慶や瀋陽などが含まれています。新宮執行役員は「中国のお客様は空港でもたくさんお金を使ってくれるため、空港会社としては影響がある」と経済的影響への懸念を示しました。
関西空港の現状と今後の展望
関西エアポートは大阪(伊丹)、関西、神戸の3空港を運営しており、関西空港は国際ハブ空港として重要な役割を担ってきました。しかし、中国路線の大幅減少は同空港の収益構造に大きな影響を与える可能性があります。
国際線全体の減少も合わせて、関西空港は多様な路線展開や新たな需要開拓に取り組む必要性に迫られています。今後の動向については、日中関係の改善状況や世界の旅行需要の回復ペースが鍵を握ると見られています。



