肥後銀行子会社が台北に支店を開設 TSMC熊本進出で日台連携を強化
肥後銀行(本店:熊本市)の子会社である地方総研は、2026年4月20日に台北支店の開所式を実施しました。この新拠点には熊本県と熊本市の職員が各1名ずつ常駐し、「オール熊本」体制を構築。台湾とのビジネス関係を強化することを目的としています。
半導体関連を軸に企業マッチングを推進
半導体受託生産の世界最大手である台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出を契機に、日台間の交流が活発化しています。地方総研はこの流れをさらに加速させるため、台北支店を開設しました。主な役割は、半導体関連を中心とした日本と台湾の企業間の相互進出を促進することです。
具体的には、双方の企業マッチングを強化し、熊本県・市と連携して進出企業への補助金制度などを組み合わせたアピールを展開。これにより、投資環境の整備とビジネスチャンスの拡大を図ります。
官民連携でスピード感ある対応を目指す
開所式に出席した肥後銀行の岩下酉紀取締役常務執行役員は、TSMCが建設中の熊本第2工場で先端半導体の生産を計画している点に言及。「官民連携でスピード感をもって対応したい」と述べ、迅速な事業展開への意欲を示しました。
この取り組みは、経済的な結びつきを深めるだけでなく、技術交流や雇用創出にも寄与することが期待されています。台北支店は、日台間のビジネスハブとして機能し、両地域の持続的な成長を後押しする役割を担います。
背景には、グローバルな半導体サプライチェーンの再編動向があり、日本と台湾の協力関係が重要性を増しています。地方総研の台北支店開設は、こうした潮流に対応した戦略的な一手と言えるでしょう。



