山芳製菓「わさビーフ」生産再開 重油調達先確保で工場操業を再開
「わさビーフ」生産再開 重油調達先確保で操業再開

ポテトチップス「わさビーフ」生産再開 重油調達先の確保で工場操業を再開

ポテトチップス「わさビーフ」などを製造する山芳製菓(兵庫県朝来市)は、3月23日に工場の操業を再開したことを正式に発表しました。同社は、ホルムズ海峡の事実上の封鎖の影響により、ポテトチップス生産に必要な重油の調達が困難になったことを理由に、3月12日から主要6製品の生産を停止していました。

重油調達の危機と新たな供給先の確保

山芳製菓の工場では、じゃがいもを揚げるフライヤーの食用油を加熱するボイラーの燃料として重油を使用しており、週に約30キロリットルを消費していました。加田敏社長によると、従来の3~4社の仕入れ先から、3月11日に「来週は重油を供給できない」との連絡が入りました。これを受けて、同社は生産停止を余儀なくされました。

しかし、生産停止のニュースが報じられた後、複数の卸売会社から連絡があり、新たに4社ほどの調達先と契約を結ぶことができました。これにより、重油の安定供給の見通しが立ち、操業再開に至りました。加田社長は、「思ったよりも早く再開できて安心しているが、ホルムズ海峡の封鎖が解除されたわけではない」と述べています。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

今後の課題と対策

加田社長は、今回の経験を踏まえ、今後のリスク管理について言及しました。「今回のような事態が再発しないように、熱源の見直しや複数の調達チャネルの確保を検討したい」と語り、供給網の多様化とエネルギー源の再評価に取り組む意向を示しました。

ホルムズ海峡は、中東地域の原油輸送の要衝であり、その封鎖は世界的なエネルギー供給に影響を及ぼしています。山芳製菓の事例は、中小企業にも国際情勢が直接的な影響を与えることを浮き彫りにしました。

同社の生産再開は、地域経済や消費者にとって朗報ですが、エネルギー調達の脆弱性を改善するための継続的な努力が求められています。今後も、国際情勢の変化に柔軟に対応できる体制の構築が課題となるでしょう。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ