航空宇宙機器メーカーが広野町に新工場を完成、3月から本格稼働へ
航空宇宙関連機器などを手掛ける二光製作所(本社:埼玉県さいたま市)が、福島県広野町の「広野駅東側産業団地」に建設を進めていた広野工場がこのほど完成しました。24日には工場見学会と落成報告会が実施され、地元関係者らが新施設を視察しました。工場は3月2日から本格的な稼働を開始する予定です。
1953年創業の技術系企業、複合加工技術で定評
同社は1953年の創業以来、精密板金やプレス加工、機械加工、溶接を組み合わせた複合加工技術を強みとして発展してきました。航空・宇宙分野からの厳格な品質要求に対応するため、設計段階から最終検査まで一貫した工程管理を実践し、高い技術評価を得ています。現在、福島県内では平田村にも工場を保有しており、今回の広野工場は同社にとって県内2か所目の生産拠点となります。
鉄骨造り平屋の新工場、教育・研究の核として機能
新たに完成した広野工場は鉄骨造りの平屋建てで、溶接や各種加工技術の教育訓練、ならびに研究開発活動の中心的な拠点として活用される計画です。雇用面では、当初6名の新規採用からスタートし、将来的には約20人規模への拡大を目指しています。これにより、地域の雇用創出にも貢献することが期待されています。
経営陣と町長が熱意込めて語る、世界を視野にした展望
落成報告会では、坂口吉昭社長が「世界レベルで通用する優秀な技術者をこの地で育成し、最先端の技術を確実に継承していきたい。そして、広野町から世界に向けて我々の技術力を発信していく」と力強く宣言しました。これに対し、小松和真町長は「坂口社長の並々ならぬ熱意と情熱が、この広野工場の実現を可能にした。町としても、世界に羽ばたく企業を全力で支援していく」と応えるあいさつを行いました。報告会後には、白石和美専務らが参加者を工場内に案内し、新設備の詳細を説明しました。



