信越化学工業、伊勢崎に56年ぶり国内新工場完成 AI向け半導体材料を生産
信越化学、伊勢崎に56年ぶり新工場 AI半導体材料生産

信越化学工業、伊勢崎に56年ぶり国内新拠点を開設

半導体材料などを手掛ける化学メーカー信越化学工業(本社・東京)は、群馬県伊勢崎市国領町に新工場を完成させ、4月3日に竣工式を開催しました。同社が国内で新たな拠点を設けるのは56年ぶりのことで、6月末までの操業開始を予定しています。この工場では、AI(人工知能)やデータセンター向けの先端半導体に使用される材料の製造が行われる予定です。

竣工式と今後の展望

竣工式には、県や市の関係者を含む約160人が出席。斉藤恭彦社長は式典で、「半導体の生産に欠かせない露光材料の供給基地としての役割を果たす」と述べ、工場の重要性を強調しました。また、最短工期での完成に協力した県と市への謝意を示し、さらなる研究棟の整備方針も明らかにしました。

工場の敷地は、県企業局が整備した約15万平方メートルを活用。元々は農地だった土地で、用地取得には市も地元との調整に当たりました。分譲契約は昨年11月に結ばれましたが、2024年4月の拠点整備表明後、土地造成と並行して建設が進められ、約2年で完成に至りました。

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投資計画と地域への影響

第1期として整備された製造棟や検査棟などの投資額は約830億円で、計画通りに進んでいます。第2期では研究棟を設置し、顧客と共同で開発を進める施設を想定。迅速な研究開発を目指す方針です。

伊勢崎工場は、国内では新潟県上越市、福井県越前市、安中市、茨城県神栖市に続く同社の拠点となります。斉藤社長は記者会見で、敷地不足が見込まれるとしつつ、群馬県について「次の投資の候補であることは間違いない」と語り、今後の展開に期待を寄せました。

工場は地元雇用を含め約70人でスタートし、その後増強される見通しです。臂泰雄・伊勢崎市長は式典で、「地域経済を支える地元事業者に大きな刺激となる」と期待を表明。山本知事も祝賀会に出席し、「デジタル社会を支える製品が伊勢崎で作られ、世界に送り出されることは誇りだ」と歓迎の意を示しました。

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