週明け6月1日午前の東京株式市場で、日経平均株価(225種)は続伸し、取引時間中に初めて6万7000円の大台を突破した。前週末終値からの上げ幅は一時900円を超え、節目の6万7000円を突破。2営業日連続で取引時間中の最高値を更新した。
米株高が波及
前週末の米国株式市場では、主要な株価指数がそろって上昇。中東情勢の混乱終息への期待からダウ工業株30種平均が最高値を更新するなど、全体として堅調な動きを見せた。この流れを引き継いだ東京市場でも買い注文が優勢となり、日経平均は大きく水準を切り上げた。
AI関連銘柄がけん引
人工知能(AI)市場の拡大期待から、関連銘柄に買いが集中。株価水準の高いソフトバンクグループや東京エレクトロンなど半導体関連銘柄の一角が大きく値上がりし、相場全体をけん引した。特に半導体セクターへの資金流入が顕著で、投資家のリスク選好姿勢が強まっている。
過熱感も意識
一方で、日経平均はこのところ最高値圏で推移しており、過熱感も意識された。取引開始後まもなくは利益確定売りが優勢となる場面もあり、一時的にマイナスに転じる時間帯もあった。また、米国とイランの戦闘終結の前段となる覚書が最終合意に至っていないとの報道が相場の重荷となり、上値を抑える要因となった。
午前終値の詳細
午前終値は前週末終値比708円74銭高の6万7038円24銭。東証株価指数(TOPIX)は6.59ポイント安の3950.58と、日経平均とは対照的に下落している。
市場関係者は「日経平均は6万7000円を突破したが、過熱感から短期的な調整リスクも意識される。AI関連銘柄の動向が引き続きカギを握るだろう」と指摘している。



