帝京・蔦原悠太選手、満塁で逆転の2点二塁打 甲子園で「意地」の一打
帝京・蔦原悠太選手、満塁で逆転2点打 甲子園で意地 (19.03.2026)

帝京・蔦原悠太選手、満塁の好機で逆転の一打

2026年3月20日、甲子園球場で行われたセンバツ甲子園の試合において、帝京高校の蔦原悠太選手(3年)が八回1死満塁の場面で逆転の2点適時二塁打を放ち、チームに勝利への流れをもたらした。この一打は、昨年の秋大会決勝後に「帝京魂とは何か」との問いに「意地、ですね」と答えた同選手の言葉を体現するものとなった。

勝負強さを買われて5番に昇格

昨秋の大会では9番打者として出場していた蔦原選手だが、今大会ではその勝負強さを評価され、打順を5番に上げられた。試合は大会屈指の左腕投手との対戦となり、前の打席では直球を力強くはじき返して内野安打を記録。八回、1死満塁という最大のチャンスが訪れると、1球目のフォークを見極め、2球目のスライダーを空振り。頭の中にはチェンジアップがよぎったという。

そして3球目、内角に甘く入った直球を見逃さず、前の打席同様に力強くバットを振り抜いた。打球は中堅方向へと飛び、風に乗ってぐんぐん伸びて逆転の2点適時二塁打となった。塁上では何度も右腕を振り上げ、喜びを爆発させた。

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「言葉よりも背中で引っ張る」副主将

蔦原選手は縦じまのユニホームに憧れて帝京高校の門を叩いた。副主将に任命されたが、「言葉よりも背中で引っ張るタイプ」と自認する。冬の走り込みでも筋トレでも、自身に一切の妥協を許さず、誰よりも黙々と努力を重ねてきた。

打球が中堅手の頭上を越えた瞬間の感想を問われると、「これ勝てるぞ、と思った」とはにかみながら素直な一面を見せた。しかしすぐに気を引き締め、「甲子園に出るだけが帝京ではない。勝ち続けないといけない」と語り、チームとしてのさらなる高みを目指す姿勢を示した。

意地で放った逆転打は、自身の自信を深めるだけでなく、チームメイトにも大きな勇気を与えた。帝京高校の野球部が掲げる「意地」の精神が、甲子園という夢舞台で鮮やかに花開いた瞬間であった。

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