佐賀市の婦人服セレクトショップ「メルシー」が破産手続き開始決定、負債総額6200万円
東京商工リサーチ佐賀支店は11日、佐賀市の婦人服小売業「メルシー」が佐賀地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表しました。この決定は2月27日付で、負債総額は約6200万円に上ります。
創業から法人化、理念に基づく展開も競争激化で苦境に
メルシーは2011年に創業し、2015年に法人化されました。「人と環境にやさしい知性ある女性のためのブランド」を理念として掲げ、佐賀市内でセレクトショップを展開するなど、独自のビジネスモデルを築いてきました。しかし、近年の競争激化により、事業環境が厳しさを増していました。
具体的には、2025年8月期の売上高が1億円にとどまり、純損失は1000万円を計上しました。この業績悪化が続き、負債の弁済が困難な状態に陥り、破産手続きに至ったとされています。
郊外大型商業施設への客流出が追い打ち
東京商工リサーチ佐賀支店の担当者は、破産の要因について「郊外の大型商業施設に客が流れたことも一因と考えられる」と指摘しています。小売業界では、オンラインショッピングの普及に加え、郊外型の大規模店舗が顧客を奪い合う傾向が強まっており、地域に根差した小規模店舗にとっては厳しい状況が続いています。
この決定により、メルシーの今後の事業再建や債権者への対応が注目されます。地域経済への影響も懸念されており、関係者からのコメントや今後の動向が待たれるところです。



