スーパーのコメ価格が6カ月半ぶりに3千円台に戻る
農林水産省は3月23日、全国のスーパー約1千店で販売されたコメ5キロの平均価格が、税込み3980円だったと発表しました。前の週から33円(1.4%)下落し、昨年8月25日から31日にかけて記録した3891円以来、約6カ月半ぶりに3千円台に戻りました。
流通業者の在庫調整が価格下落の背景
今回の価格下落は、流通業者が過剰な在庫を減らすために取引価格を引き下げたことが主な要因とみられています。農林水産省が調査会社のデータをもとに算出したスーパーの平均価格は、5週連続で値下がりを記録しています。
前年の同じ時期の価格は4172円でしたが、今回はそれよりも192円安くなっています。しかし、2年前の同じ時期の2045円と比較すると、依然として2倍近い高値水準が続いている状況です。
「令和の米騒動」からの価格推移
スーパーでの米価が高騰したのは、店頭からコメが一時的に消える「令和の米騒動」が発生した2年前の夏からでした。当時、6月まで5キロ2300円を切っていた価格が、8月には2800円を超え、9月には3千円台に突入しました。
新米が出回っても上昇傾向は止まらず、翌年の3月には4千円を超える価格水準に達しています。その後、政府による対応などもあり、価格は徐々に落ち着きを見せ始めていました。
今回の価格下落は、消費者の家計にとっては朗報と言える一方で、農業関係者や流通業者にとっては収益面での課題が残る状況です。今後の価格動向については、需給バランスや生産状況、国際的な穀物相場の影響など、複数の要素が絡み合うことが予想されます。



