イオンは11日、プライベートブランド(PB)「トップバリュ」の食料品約6千品目のうち、マヨネーズやサラダ油、カップ麺、スパゲティなど約3500品目について、8月末まで価格を据え置くと発表した。また、食パンやスポーツドリンクなど129品目は最長で8月末まで値下げする。
背景:物価高と中東情勢の影響
長引く物価高に加え、中東情勢の緊迫が食品メーカーの値上げを再燃させている。帝国データバンクが4月末に発表した主要食品メーカー195社への調査によると、1月から9月までの累計で、調味料や加工食品を中心に6290品目が値上げされる見通しだ。さらに、ナフサ不足による包装材などの価格高騰により、夏以降に値上げラッシュが発生する可能性もある。
消費者の声とイオンの対応
イオンには「『もう一品』をあきらめることが増えた」といった消費者の声が寄せられている。特に夏場は旅行や冷房などで出費がかさむため、消費の冷え込みが懸念される。そこで、PBの価格凍結を通じて家計の負担を和らげる方針だ。
イオンのPBも資材高騰の影響を受けているが、包装材の使用量削減や原料の調達ルート見直しなどで対応する。PBを手がけるイオントップバリュの土谷美津子社長は「一つ一つの工夫をしながら、何をすればお客様に我慢をせず、この夏を過ごしていただけるのか、やっていきたい」と語った。



