JR九州が2026年5月11日に発表した2026年3月期の連結決算によると、売上高は前期比10.1%増の5003億円となり、過去最高を記録した。純利益も4.1%増の454億円と堅調な伸びを示した。
増収要因:運賃値上げとマリオ効果
売上高増加の主な要因として、昨年4月からの運賃値上げに加え、人気ゲーム「スーパーマリオ」とのコラボレーション企画などの営業施策が功を奏した。特に運輸サービス業の伸びが顕著で、インバウンド需要を取り込んだホテル業や不動産販売業も好調に推移した。
特別損失と今後の見通し
一方で、博多駅の線路上空を活用した複合ビル建設「博多駅空中都市プロジェクト」の中止に伴い、94億円の特別損失を計上した。古宮洋二社長は福岡市内での記者会見で、「物価高騰が続く中、さらなる工事費の上昇が見込まれた。中止の判断は適切だった」と説明した。JR九州は今後もインバウンド需要や不動産事業に注力し、収益拡大を目指す方針だ。



