あいちFGと三十三FG、経営統合へ調整 銀行名は存続方針
あいちFGと三十三FG、経営統合へ調整 銀行名は存続

あいち銀行を傘下に持つあいちフィナンシャルグループ(FG、名古屋市)と、三重県を地盤とする三十三銀行の親会社である三十三FG(三重県四日市市)が、経営統合に向けて調整していることが13日、関係者への取材で明らかになった。同日午後にも記者会見を開き、正式に発表する見通しだ。

統合の概要と今後のスケジュール

関係者によると、両社は持ち株会社を統合する一方で、傘下の銀行名についてはそれぞれ存続させる方針を固めた。具体的には、統合後の新たな持ち株会社の下にあいち銀行と三十三銀行を置く案などが検討されている。実現すれば、総資産が11兆円を超える国内有数の地域金融グループが誕生することになる。

あいち銀行の成り立ち

あいち銀行は2025年1月、いずれも名古屋市に本店を置く愛知銀行と中京銀行が経営統合して発足した。預金量や貸出金残高などで名古屋銀行(名古屋市)を上回り、愛知県内では最大の地方銀行となっている。今回の統合により、さらに規模を拡大し、競争力を高める狙いがあるとみられる。

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三十三銀行の背景

一方、三十三銀行は2021年に三重銀行と第三銀行が合併して誕生した。三重県を中心に東海エリアで強固な地盤を持ち、地域密着型の金融サービスを展開している。今回の統合により、あいちFGとの連携を深め、営業エリアの拡大や業務効率化を図る考えだ。

地銀再編の動き加速

地域金融機関の再編をめぐっては、名古屋銀行が2026年3月、静岡銀行を傘下に持つしずおかFG(静岡市)との経営統合を発表するなど、県境を越えた合従連衡が活発化している。利上げによる競争激化や人口減少を背景に、地方銀行の生き残りをかけた再編が今後も続くとみられる。

今回の統合により、東海エリアの金融地図は大きく塗り替わることになる。両グループの統合効果や今後の戦略に注目が集まる。

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