スバルは15日、電気自動車(EV)の自社開発を延期すると正式に発表した。当初は2028年末までに4車種を投入する計画だったが、米国市場におけるEV需要の鈍化を受けて、期限を定めずに開発計画自体を再検討する方針を示した。
背景と損失計上
同日の決算会見で明らかにされた。25年秋には自社開発のEV投入時期の後ろ倒しを示唆していたが、今回正式に延期を表明した。開発資産の価値見直しなどにより、26年3月期に578億円の損失を計上した。
工場計画の変更
群馬県大泉町で建設中だったEV専用工場については、ガソリン車の生産にも対応可能な工場に仕様を変更する。EV向けの投資額も大幅に削減する方針だ。
市場環境の悪化
米トランプ政権下で税額控除が廃止されるなど、EVを取り巻く市場環境は悪化している。大崎篤社長は会見で、「米国は環境政策の緩和もあってEV浸透のスピードが緩やかになっている。米国を中心に市場を見ながら新たな導入戦略を立て直していく」と述べた。
スバルは同日、2026年3月期の決算も発表。詳細は有料記事で公開されている。



