京阪ホールディングス(HD)の平川良浩社長は12日の記者会見で、大阪府と大阪市が検討する人工島・夢洲(大阪市此花区)への新たなアクセス鉄道について、京阪中之島線の延伸工事の開始時期について「早くて2030年になる」との見解を示した。また、完成までに約4年を要する見通しも明らかにした。
需要調査を2年間で実施
同社によると、延伸に向けて大阪府・市と正式な協議を開始しており、2026年度と2027年度の2年間で、沿線人口やインバウンド(訪日客)の動向などを基に需要を詳細に精査する計画だ。この調査結果を踏まえ、具体的な事業計画を策定する。
IR開業に合わせた整備
夢洲ではカジノを含む統合型リゾート(IR)の開業が2030年秋に予定されている。平川氏は、関係者との協議や行政手続きに時間が必要だと説明した上で、「できるだけ早く着工したい」と述べ、IR開業に間に合うよう延伸工事を進める意欲を示した。
京阪中之島線は現在、大阪市北区の中之島駅から同市中央区の京橋駅までを結んでおり、夢洲への延伸ルートは、中之島駅から西側へ延伸し、夢洲へ至る案が有力視されている。新たなアクセス鉄道の整備により、IR来場者や周辺地域の利便性向上が期待される。



