日産自動車は13日、2026年3月期の連結純損益が5330億円の赤字(最終損失)となったと発表した。巨額の赤字計上は2年連続となる。世界的な販売不振に伴うリストラ費用や工場閉鎖の影響が業績を圧迫した。
赤字の背景
2026年3月期の売上高は前期比4.9%減の12兆780億円、本業のもうけを示す営業利益は16.9%減の580億円だった。前期(2025年3月期)は6708億円の純損失を計上しており、赤字幅は縮小したものの、依然として厳しい経営状況が続いている。
構造改革の進展
日産は国内外の工場閉鎖や人員削減などの構造改革を推進しており、2027年3月期には黒字転換を見込む。売上高は前期比8.3%増の13兆円、営業利益は約3.4倍の2000億円を予想。純利益は200億円の黒字を見込んでおり、実現すれば2024年3月期以来3年ぶりの黒字となる。
市場の反応
発表後、日産の株価は一時下落したが、黒字転換見通しを受けて持ち直す場面も見られた。アナリストからは「構造改革の進捗が鍵」との声が上がっている。



