基調判断を「上方への局面変化」に引き上げ、3月の景気動向指数
基調判断を「上方への局面変化」に引き上げ 3月景気動向指数

内閣府が12日に発表した3月の景気動向指数(速報値、2020年=100)によると、現状を示す一致指数は前年同月比で0.3ポイント上昇しました。過去7カ月の平均値の上昇幅も一定基準に達したため、内閣府は基調判断を「上方への局面変化」に引き上げました。ただし、3月分の上昇幅が小さいことから、今後の統計改定で判断が見直される可能性もあるとしています。

輸出と鉱工業生産財が寄与

3月分の内訳では、輸出数量指数が0.36ポイント分の押し上げに寄与しました。アジアや米国向けの輸出が増加したことが主因です。また、鉱工業用生産財出荷指数も、ボイラー部品や非鉄金属が上押しし、プラスに寄与しました。

石油製品の減少が懸念材料

一方、鉱工業生産指数では、ポリエチレンなどの化学製品やガソリン、ナフサといった石油製品が減少しました。工場の定期修理に加え、中東情勢の緊迫化が影響している可能性があります。内閣府は「来月以降の動きを注視する必要がある」としています。

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景気動向指数の役割

景気動向指数は、生産や雇用など様々な指標の動きを統合したもので、景気の現状や先行きを把握するために用いられます。基調判断は事前に定めた基準に基づいて機械的に決定されます。これまでは、2024年5月から1年10カ月にわたり「下げ止まり」が続いていました。

今回の判断引き上げは、景気回復への期待を示す一方で、石油製品の減少や中東情勢の不透明感など、注意すべき点も残されています。今後の統計改定や経済指標の動向が注目されます。

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