13日の東京債券市場で、長期金利の指標である新発10年物国債の利回りが上昇し、一時前日比0.055%高い2.600%を記録した。日本相互証券によると、これは1997年5月以来、約29年ぶりの高水準となる。
上昇の背景
米国とイランの戦闘終結に向けた進展がみられないことで、米国産WTI原油の先物価格が上昇。物価高や財政悪化への懸念から、投資家の間で保有する債券の売却や購入を控える動きが強まった。
米国金利の影響
12日に発表された米国の4月の消費者物価指数が市場予想を上回る高さだったことから、利下げ観測が後退。米国金利が上昇したことも、債券の売り圧力につながっている。
市場関係者は「物価上昇と財政懸念が長期金利を押し上げている。今後の金融政策の行方にも注目が集まる」と指摘している。



