内閣府が12日発表した3月の景気動向指数(2020年=100)によると、現状を示す一致指数(速報値)は前月から0.3ポイント上昇し116.5となり、2カ月ぶりに改善した。基調判断は従来の「下げ止まりを示している」から「上方への局面変化を示している」に引き上げられた。
指数の詳細と背景
一致指数の改善は、中国向け電子部品を含む商業販売額(卸売業)や自動車などの商業販売額(小売業)が寄与した。一方で、有効求人倍率は悪化しており、雇用環境に弱さが見られる。中東情勢の悪化が懸念される中、内閣府の担当者は「機械的な基準に当てはめた結果」と説明し、外的要因による影響は限定的とみられる。
先行指数も改善
数カ月先の景気を示す先行指数は1.3ポイント上昇の114.5となり、10カ月連続で改善した。これは、今後の景気回復への期待を示すものと受け止められている。
今回の指数改善は、一部業種の回復が全体を押し上げた形だが、雇用や国際情勢の不透明感が依然として残る。今後の動向が注目される。



