三菱自動車、新たなクロスカントリーSUVを年内に日本で発売へ
三菱自動車の岸浦恵介社長は2026年4月10日、新たなクロスカントリーSUV(スポーツ用多目的車)を年内に日本で発売する方針を明らかにしました。具体的な車名への言及は避けましたが、2019年に国内向けの生産を終了したパジェロの復活が有力視されており、業界関係者やファンの間で期待が広がっています。
歴代パジェロを展示し、ブランドの歴史を強調
同日、千葉市の幕張メッセで開催された車のイベント「オートモビルカウンシル2026」では、三菱自動車が歴代パジェロやその源流となった車を出展しました。この展示は、同社のクロスカントリーSUVへの強いこだわりを印象づけるものとなりました。
岸浦社長はブースでのスピーチで、報道陣の取材に対し、「本格的なクロスカントリーSUVは我々の中心です。それを出して三菱自動車らしさをもっと磨き上げ、ブランド力を上げていきたい」と語りました。この発言は、新車がパジェロの伝統を引き継ぐ可能性を示唆しており、市場の注目を集めています。
パジェロの歴史と復活への期待
パジェロは1982年に誕生し、三菱自動車を代表するSUVとして長年にわたり親しまれてきました。しかし、2019年に国内向けの生産が終了し、多くの愛好家から惜しまれる声が上がっていました。今回の新車発売方針は、そのような背景から、パジェロの復活を期待させる材料となっています。
岸浦社長は、新車の詳細については明らかにしていませんが、「クロスカントリーSUV」という表現を用いて、オフロード性能や耐久性を重視したモデルであることを強調しました。これは、パジェロの特徴と一致しており、復活説を後押しする形です。
今後の展開と市場への影響
三菱自動車は近年、電気自動車(EV)やハイブリッド車の開発に注力していますが、今回の発表は、従来の強みであるSUV分野への回帰を示すものと解釈できます。新車がパジェロの名を冠するかどうかは不明ですが、その可能性は高く、発売が近づくにつれてさらなる情報が明らかになるでしょう。
この動きは、自動車産業全体において、伝統的なブランド価値の再評価が進んでいることを反映しています。消費者からの反応や市場の動向に注目が集まります。



