EVモーターズ・ジャパンが民事再生法を申請 負債総額は57億円に達する
商用電気自動車(EV)の委託製造および販売を手掛けるEVモーターズ・ジャパン(本社:北九州市)は、4月14日に東京地方裁判所へ民事再生法の適用を申請し、受理されたことを正式に発表しました。同社の負債総額は約57億円に上り、深刻な経営危機に直面している状況が明らかとなりました。
大阪・関西万博でのEVバス不具合が資金繰り懸念を招く
今回の申請に至った背景として、大阪・関西万博で運行されたEVバスにおいて不具合が相次いで発生したことが大きく影響しています。これらの技術的問題は、同社の信頼性に影を落とし、事業運営に重大な支障を来しました。同社は声明の中で、「今後の資金繰りが維持できなくなる懸念が生じた」と説明しており、継続的な経営の困難さを認めています。
メンテナンス事業は継続 再生支援スポンサーを模索
現在、EVモーターズ・ジャパンはメンテナンスサポート事業を継続する方針を示しています。これにより、既存の顧客へのサービス提供を維持しつつ、経営再建への道筋を探る構えです。さらに、同社は再生を支援するスポンサー企業の探索に着手しており、外部からの資本や経営ノウハウの導入を通じて、早期の事業再生を目指すとしています。
この動きは、急速に成長するEV市場における競争の激化と、技術的信頼性の重要性を浮き彫りにする事例となりました。今後の動向に注目が集まっています。



