日産自動車、AI搭載車種を9割に拡大へ 知能化で販売回復を目指す長期ビジョン発表
日産、9割車種にAI搭載へ 知能化で販売回復目指す

日産自動車、AI搭載車種を9割に拡大へ 知能化で販売回復を目指す長期ビジョン発表

日産自動車は14日、人工知能(AI)を活用した自動運転技術を将来的に9割の車種に搭載する計画を正式に発表しました。この戦略は、車の知能化推進を開発の中心に据え、近年低迷している販売の回復を目指すことを目的としています。具体的には、2027年度末までに大型ミニバン「エルグランド」の新型車に導入する予定で、横浜市で同日開催された長期ビジョン説明会で詳細が示されました。

業績悪化を背景にした再建計画との連動

日産は業績悪化を受け、再建計画「Re:Nissan(リ・ニッサン)」に基づく合理化を積極的に進めています。この計画の柱として、国内主力の追浜工場(神奈川県横須賀市)を含む国内外7工場の閉鎖や統合、および従業員2万人の削減が挙げられています。これらの構造改革と並行して、AI技術の導入による製品競争力の強化が図られる見込みです。

知能化推進の具体的な目標として、日産は自動運転技術の高度化を目指し、センサーやカメラからのデータをAIで処理することで、より安全で効率的な走行を実現することを掲げています。これにより、運転者の負担軽減や事故防止に貢献し、市場での差別化を図る狙いがあります。

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販売回復への期待と今後の展開

日産の販売は近年、世界的な競争激化や半導体不足などの影響で低迷しており、このAI搭載計画はその打開策として位置づけられています。9割の車種へのAI搭載は、幅広い価格帯のモデルに技術を普及させることで、消費者へのアピールを強化する意図があります。

また、環境対応や省エネ技術との連携も視野に入れており、AIを活用した燃費最適化や電気自動車(EV)の充電管理など、多角的な開発が進められる見通しです。これにより、持続可能なモビリティ社会への貢献も期待されています。

今回の発表は、自動車業界全体の技術革新の流れを加速させる可能性があり、他社の対応にも影響を与えると予想されます。日産は、この長期ビジョンを通じて、グローバル市場での存在感を高め、業績のV字回復を実現したい考えです。

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