岐阜・揖斐川町で鳳凰の舞「谷汲踊」が3年ぶりに奉納、豊年祈願の勇壮な伝統芸能
岐阜県揖斐川町の谷汲山華厳寺周辺で、鳳凰(ほうおう)の羽に見立てた長さ約4メートルの色鮮やかな竹飾り「シナイ」を背負い、豊年を祈願する伝統芸能「谷汲踊(たにぐみおどり)」が18日に行われました。この奉納は天候不順のため3年ぶりの披露となり、大勢の見物客が集まりました。
勇壮な舞と伝統の音色が会場を包む
法被姿の保存会員約10人が、胸に抱えた太鼓を打ち鳴らしながら、ホラ貝や横笛、鉦(かね)のお囃子(はやし)に乗って舞いました。シナイを前後左右に大きく揺らす勇壮な動きに、観客たちは熱心にカメラを向け、伝統の技に魅了されていました。
この谷汲踊は、地域に伝わる祈願祭で奉納されるもので、豊作や繁栄を願う意味が込められています。今回の開催は、過去の天候不良により延期が続いていたため、地元住民や観光客から待ち望まれていました。
観客から感動の声が寄せられる
愛知県岡崎市から訪れた大北幸子さん(74歳)は、「素晴らしい伝統芸能を見ることができてうれしい」と感想を述べました。彼女のように遠方から足を運ぶ人も多く、地域の文化遺産としての価値が再認識される機会となりました。
揖斐川町では、こうした伝統行事を通じて、地域の活性化と文化の継承に力を入れており、今後も定期的な開催を目指しています。関係者は、「多くの方にこの踊りの魅力を知ってもらい、次世代へと引き継いでいきたい」と語っています。



