福島復興を料理で加速 いわき市の佐藤さんが新店舗「ビストロ ディー・テント」を開業
福島復興を料理で加速 いわき市の佐藤さんが新店舗開業

福島の復興を料理で加速させる決意 いわき市の佐藤大輔さんが新店舗を開業

東日本大震災から丸15年を前に、福島県いわき市小名浜で飲食業を営む佐藤大輔さん(33)が、新たな挑戦を始める。4日、JR常磐線泉駅近くに新店舗「Bistro D-TENTO(ビストロ ディー・テント)」を開業する佐藤さんは、「料理を通じて福島の復興を加速させたい」と強い意気込みを語っている。

震災を乗り越え、飲食の道へ

佐藤さんは、富岡高校のサッカー部に所属し卒業式を終えた後、実家の居酒屋「駒」でランチ営業を手伝っていた際に、あの震災に遭遇した。1カ月以上の休業を余儀なくされ、母の孝枝さんと共に店の存続を危ぶんだが、父の雅英さんが「水が出なければ、山にくみに行けばいい」と前向きに行動する姿に心を打たれたという。この経験が、飲食業に携わる原動力となった。

23歳で調理師専門学校を卒業後、都内で経験を積み、29歳で地元小名浜に「Dining Bar D-koma(ダイニングバー ディー・コマ)」を開業。今回の新店舗は、その系列店として誕生する。

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キャンプのテントをイメージした店名と料理

店名の「ディー・テント」には、キャンプのテントのように、屋根の下で皆が料理や酒を楽しみ、笑顔になってもらいたいという願いが込められている。提供する料理は、フレンチとイタリアンを中心に、ステーキやピザ、パスタなどが並ぶ。また、フランスやオーストリア産のワインも数多く取りそろえ、豊かな食体験を提供する。

佐藤さんは、「震災後に父が飲食業で人を元気づけたように、味もおいしくて見栄えのする料理で復興の後押しをしていきたい」と語る。さらに、高校時代に高いレベルでサッカーに打ち込んだ経験から得た矜持も活かし、「ゴールネットを揺らした時の感動のように、料理で人々の心を動かしたい」と笑顔で抱負を述べた。

新店舗の詳細情報

ビストロ ディー・テントの住所は、いわき市泉町1丁目2の19。営業時間は午後6時から午前1時までで、金曜日から日曜日、祝日は午前2時まで延長。開店翌週以降は水曜日が定休日となる。問い合わせは、同店(電話0246・68・8500)まで。

この新店舗の開業は、震災からの復興を食の力で支えようとする佐藤さんの情熱が形になったものだ。地域の活性化と人々の笑顔を生み出す場として、期待が寄せられている。

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