カゴメトマトケチャップ、包装デザイン変更へ 石油由来インキ調達制約で
カゴメトマトケチャップ、包装デザイン変更へ 石油由来インキ調達制約

カゴメ(名古屋市)は14日、トマトケチャップの一部製品について、5月下旬からパッケージデザインを順次変更すると発表した。石油由来のインキの調達に制約が生じているためで、中東情勢の悪化による影響が身近な食品にも及んでいる。

対象製品と変更内容

変更の対象となるのは、「カゴメトマトケチャップ」のうち流通量の多い500グラム、300グラム、180グラムの3種類。現行の包装では下地に白色インキを使用しているが、その供給が滞る懸念がある。このため、赤いトマトのイラストを含む印刷部分を大幅に削減し、透明なデザインに変更する。これにより、インキの使用量を約半分に減らすことができる。

本体の容器や中身に変更はなく、価格も据え置かれる。カゴメの担当者は「将来的に元のデザインに戻すかは現時点では未定で、業績への影響も想定していない」とコメントしている。

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業界全体に広がる影響

石油由来製品の供給不足や価格高騰を受け、食品メーカー各社は対応に苦慮している。カルビー(東京)も12日、スナック菓子「ポテトチップス」や「かっぱえびせん」など一部商品の包装を、5月下旬から白黒に変更すると発表した。また、ミツカン(愛知県半田市)は、容器や外側のフィルムの原料となるナフサの価格高騰を受け、6月1日から納豆全商品で税別の参考小売価格を6~20%値上げする予定だ。

これらの動きは、中東情勢の不安定化が原油価格を押し上げ、石油由来の原材料やインキの調達に影響を及ぼしていることが背景にある。消費者の日常生活にも影響が及ぶ可能性があり、今後の動向が注目される。

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