ホテルアバローム紀の国、来年3月末で閉館へ 老朽化と赤字が背景
公立学校共済組合和歌山支部は25日、経営管理する和歌山市の「ホテルアバローム紀の国」を来年3月末で閉館すると正式に発表しました。この決定は、施設の老朽化と継続的な赤字が主な理由とされています。一部の施設は、既に今月末で営業を終える予定です。
長年の歴史と近年の課題
ホテルアバローム紀の国は1999年に開業し、客室65室や宴会場、結婚式場を備え、地域の会合やイベントで親しまれてきました。しかし、エレベーターや空調などの設備が老朽化し、コロナ禍以降は宴会や結婚式の利用が減少。2020年度以降、2023年度を除いて赤字が続いており、経営の持続が困難な状況に陥っていました。
閉館前の営業調整と今後の展望
閉館を前に、和食レストラン「割烹六つ葵」は今月末で営業を終了します。また、4月以降は結婚式の新規予約を原則不可とし、レストランの営業時間も短縮される予定です。閉館後の具体的な活用方針はまだ決まっていませんが、同支部の担当者は「県民に愛された施設で、苦渋の決断だった。別の事業者がホテルの経営を引き継ぎ、機能が残ることを願っている」と述べ、新たな運営者による継続を期待しています。
この閉館は、地域のホスピタリティ産業に影響を与える可能性があり、今後の動向が注目されます。老朽化したインフラと経済的課題が、長年親しまれた施設の存続を危うくする一例として、関係者や地域住民の間で話題を呼んでいます。



