水産庁は18日、2025年4月から2026年3月までのスルメイカ漁獲量(速報値)が2万7831トンに達し、年間漁獲枠である2万7600トンを231トン上回ったことを明らかにした。この超過は、全国各地で記録的な豊漁となったことが主な要因とされる。
小型漁船への採捕停止命令も効果なし
水産庁は昨年10月、小型漁船に対して採捕停止命令を発令していたが、全体としても漁獲量が枠を超える結果となった。18日に開催された水産政策審議会の分科会で詳細が報告され、小型漁船が漁獲枠を約4割超過したほか、青森、岩手、宮城、茨城、高知の5県でも大幅な超過が確認された。
超過分の扱いと今後の対応
水産庁は、超過分について2026年4月から2027年3月の漁獲枠の中でどのように調整するか、対応を検討するとしている。一方、漁業者からは漁獲枠の拡大を求める声が相次ぎ、水産庁は2026年度の漁獲枠を前期の約2.5倍にあたる6万8400トンに設定することを決定した。この措置により、漁業者の期待に応えるとともに、資源管理とのバランスを図る方針だ。



