北海道大学発の新興企業「大熊ダイヤモンドデバイス」(札幌市)が、福島県大熊町に建設していたダイヤモンド半導体の生産工場がこのほど完成し、29日に竣工式が執り行われた。この工場は、放射線耐性に優れるダイヤモンド半導体を世界で初めて量産する施設となる。
廃炉作業への応用が期待
同社によると、生産されるダイヤモンド半導体は、東京電力福島第一原子力発電所の廃炉作業に使用される機器に搭載される見込みである。式典で星川尚久社長は「廃炉に対して有効なプロダクトを提供し、その技術蓄積を基に、新しい産業をつくっていく」と意気込みを語った。
2028年度から本格生産
工場は2028年度ごろから本格的な生産を開始する予定だ。ダイヤモンド半導体は人工ダイヤモンドを素材としており、従来のシリコン半導体と比較して、高温や高放射線量などの過酷な環境下でも安定して動作する特性を持つ。



