パンスターズ彗星が岐阜の夜空に幻想的な姿を現す
昨年9月に米ハワイで発見されたパンスターズ彗星が、岐阜県高山市の乗鞍岳上空で観測され、その神秘的な姿が写真に収められた。人工衛星が白い線を描く夜空の中、彗星は長い尾を引きながら稜線から現れ、朝焼けが広がる空へと消えていった。
観測の好機は20日ごろまで
国立天文台によると、この彗星を観測しやすいのは20日ごろまでとされている。日の出の約2時間前から1時間ほど、東の空に出現する。空の暗い場所であれば肉眼でも観測できる可能性があるが、双眼鏡やカメラを使用した方がより鮮明に捉えられるという。
日本からの観測は難しい時期も
パンスターズ彗星が最も明るくなるのは25日ごろと予測されているが、この時期は日本からの観測が困難となる。さらに、計算予測上、この彗星は太陽系に二度と戻ってこない見込みであり、今回の観測機会が貴重なものとなっている。
観測された写真は4秒間の露光で撮影され、彗星の尾が夜空に長く伸びる様子が克明に記録された。天文ファンや研究者にとって、この一瞬の輝きを捉えることができたことは大きな喜びとなっている。



