中国、衛星20万機打ち上げ計画 米スターリンクに対抗、宇宙通信網構築へ
中国、衛星20万機打ち上げ 米スターリンクに対抗

中国、大規模衛星打ち上げ計画を申請 米国との宇宙通信競争激化

中国が約20万機もの人工衛星を打ち上げる大規模な計画を進めていることが、国連の専門機関である国際電気通信連合(ITU)の資料から明らかになりました。この計画は、米スペースX社が展開する衛星通信網「スターリンク」に対抗し、中国独自の技術による世界最大規模の衛星通信網を構築することを目指しています。

習近平指導部が推進する民間宇宙開発強化

習近平指導部は、民間の宇宙開発力を強化する方針を掲げており、この計画はその一環として位置づけられています。中国の宇宙当局関係者は共同通信の取材に対し、周波数や軌道は限られた戦略的資産であると指摘し、早期の登録申請の必要性を強調しました。

ITUへの申請内容と計画の規模

ITUの資料によると、中国河北省にある研究機関は昨年12月、人工衛星計約19万3400機の打ち上げ計画を申請しています。さらに、北京や上海の通信関連企業なども昨年だけで少なくとも計約1万機の打ち上げ計画を提出しており、合計で約20万機に上る大規模な構想が浮かび上がっています。

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周波数と軌道の争奪戦が背景に

国際電気通信連合は、周波数や人工衛星の軌道の割り当てを担う機関であり、これらの資源の登録申請は基本的に「早い者勝ち」の原則に基づいています。このため、中国は他国に先駆けて自国の衛星通信網づくりを進め、宇宙空間における主導権を握ろうとする戦略的な意図がうかがえます。

計画の実現性には疑問の声も

しかし、約20万機という膨大な数の人工衛星を打ち上げ、運用するには莫大なコストと技術的課題が伴います。このため、計画の実現性については専門家の間で疑問の声が上がっており、今後の進捗が注目されます。中国がどのようにしてこの野心的なプロジェクトを具体化させるか、世界の宇宙開発競争に大きな影響を与えることになるでしょう。

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