GMOインターネット、陸上選手の走行動作をロボット開発に活用 黒田朝日選手の技術を学習
GMOインターネットグループは4月2日、自社陸上部に所属する選手の走行動作を学習し、人型ロボット「ヒューマノイド」のシステム開発に活用することを正式に発表しました。同社には、箱根駅伝5区で「シン・山の神」として知られる黒田朝日選手が在籍しており、その高い走行技術をロボット開発に取り入れることで、安定した歩行や走行の実現を目指します。
アスリートの技術をロボットに応用
今回のプロジェクトでは、陸上選手が持つ優れた走行技術を詳細に分析し、ヒューマノイドの動作制御システムに組み込むことが目的です。GMOは、アスリートの効率的な動きやバランス感覚を学習させることで、ロボットの歩行・走行性能を大幅に向上させると期待しています。特に、黒田選手のようなトップアスリートの技術は、ロボットの安定性や速度面での革新につながると見込まれています。
実演で時速約11キロの走行を披露
発表に合わせて、GMOは川崎市の陸上競技場で高さ1.27メートルのヒューマノイドが走る様子を公開しました。このロボットは時速約11キロで走行可能であり、並走した黒田朝日選手は「しっかりと走れる姿を見て、高い技術レベルだと感じました」とコメント。実演を通じて、ロボットの実用性に対する信頼性が示されました。
ヒューマノイドの社会的意義と将来展望
ヒューマノイドは腕や胴体などを備えた人間の姿形を模したロボットで、製造業や物流現場などでの労働力不足の解決策として期待されています。GMOの取り組みは、スポーツ科学とロボット工学を融合させた新たなアプローチであり、将来的には介護や災害救助など多様な分野への応用が検討されています。同社は2026年を目途に、より高度な走行技術の実装を進めるとしています。



