モンゴル・ゴビ砂漠で発見の最古パキケファロサウルス類化石、福島で世界初公開へ
2019年、モンゴル・ゴビ砂漠の太古の地層から、「頭突き恐竜」として知られるパキケファロサウルス類の新属新種化石が発見されました。この化石は、同類として少なくとも約1400万年さかのぼる全身骨格が残るまれなもので、世界最古の記録を更新する重要な発見です。
福島県立博物館で大恐竜展を開催、実物化石を初公開
この新種化石の発表の場として、福島県立博物館では大恐竜展を企画しています。展示では、世界初となる実物化石の公開や生体レプリカ展示に加え、ティラノサウルスなどの大型恐竜骨格レプリカも並びます。博物館開館40周年、さらに1986年に福島県で初めて恐竜化石が発見されてから40年となる節目の年を記念した企画展で、恐竜ファンに限らず幅広い世代が楽しめる内容となっています。
会期は2026年7月11日から9月23日まで、会場は福島県立博物館です。開館時間は9:30から17:00で、最終入場は閉館の30分前までとなります。土日祝日とお盆期間中は夜間開館として17:00から19:00まで延長されます。休館日は月曜日ですが、7月20日、8月10日、9月21日は開館し、7月21日は休館となります。
入場料金と展示内容の詳細
入場料金は前売りと当日券で異なり、平日と土日祝日でも価格が設定されています。例えば、前売り平日の場合、一般・大学生は1500円、高校生は800円、小・中学生は400円です。当日土日祝日では、一般・大学生は2000円、高校生は1200円、小・中学生は600円となります。当日券の販売は閉館の30分前までです。
展示内容は、プロローグから始まり、ジュラ紀の終わり、白亜紀の幕開け、新種恐竜の発見、白亜紀の多様性、恐竜の社会、現代の恐竜としての鳥類、発掘調査の今まで、全8つのセクションで構成されています。これにより、恐竜の進化と生態を多角的に学ぶことができます。
主催と協力体制
この大恐竜展は、大恐竜展実行委員会が主催し、福島県立博物館、福島民友新聞社、福島中央テレビが協力しています。さらに、会津若松観光ビューローも協力し、事務局は福島民友新聞社営業局事業部が担当します。この展覧会は、地元メディアと観光機関が連携して、地域の文化と科学教育を推進する取り組みの一環です。
復元画として、当時の生態環境を推定して描かれたザヴァケファレ・リンポチェの作品(服部雅人制作・県立博物館提供)や、ザヴァケファレ頭骨(モンゴル科学アカデミー古生物学研究所所蔵)も展示され、発見の背景を視覚的に伝えます。この展覧会は、古生物学の最新成果を一般に広め、福島県の文化遺産としての価値を高める機会となるでしょう。



