南極観測船「しらせ」がフリマントルを出港、新メンバーを乗せて航海再開
第67次南極地域観測隊(青木茂隊長)を乗せた南極観測船「しらせ」が、2月26日にオーストラリア西部のフリマントルを出港しました。新たなメンバーを加えた隊員たちは、東南極のトッテン氷河沖で3月初旬から本格的な海洋観測を開始する予定です。
2レグ制を採用し、後半の航海へ
今回の観測隊は、南極とオーストラリアを2往復する2レグ制を採用しています。しらせは前半の航海を2月23日に終え、フリマントルに一時入港していました。青木隊長は出港に際し、「いよいよまたトッテン氷河に向かいます。寒さに負けず、気負わずにけがなくがんばりたい」と意気込みを語りました。
新メンバー・武田龍栄さんの初南極挑戦
後半の日程から参加する北海道大学の武田龍栄さんは、今回が初めての南極となります。武田さんは海氷域でメタンの濃度などを調査する予定で、貴重なデータ収集に期待が寄せられています。この研究は、気候変動の影響を理解する上で重要な役割を果たすとされています。
観測隊の活動は、南極の環境変化や海洋生態系の解明に貢献するもので、国際的な科学コミュニティからも注目を集めています。しらせの航海は、厳しい気象条件の中でも安全を確保しながら、着実に観測任務を進めることが求められます。



