第67次南極観測隊、トッテン氷河沖での集中観測を終了 「しらせ」は豪フリマントルへ向け出航
67次南極隊、集中観測終了 「しらせ」豪フリマントルへ (26.03.2026)

第67次南極観測隊が集中観測を終了 観測船「しらせ」が豪フリマントルへ向け出航

第67次南極地域観測隊(青木茂隊長)は3月26日、東南極・トッテン氷河沖での集中観測を終え、観測船「しらせ」で海域を離れました。今後は東経110度線に沿って海洋観測を継続しながら、オーストラリア西部の港湾都市フリマントルに向かいます。観測隊員の帰国は4月6日を予定しています。

2レグ制による効率的な観測活動

第67次隊は、オーストラリアと南極を2往復する「2レグ制」を採用しています。2月下旬から始まった後半日程では、東南極最大級のトッテン氷河沖において、約30地点で集中的な観測活動を実施しました。この氷河は近年、氷の融解が加速していると指摘されており、気候変動研究における重要な観測対象となっています。

観測活動では、氷山が浮かぶ海域から各種観測機器を引き揚げる作業が行われ、隊員たちは厳しい環境下で精力的に任務に当たりました。青木隊長は今回の観測活動について「想定以上の成果が得られた」と高く評価し、「隊員たちの努力により130%の成果を上げることができた。今後、彼らが優れた結果を示してくれると確信している」と述べています。

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今後の航海計画と帰国スケジュール

「しらせ」は現在、トッテン氷河沖を離れ、東経110度線に沿った海洋観測を実施しながらフリマントルへ向かっています。この航路では、海水温や塩分濃度、海洋生物の分布など、多角的なデータ収集が計画されています。

観測隊はフリマントル到着後、現地での調整を経て日本へ帰国する予定です。今回の観測で得られたデータは、地球温暖化や海面上昇に関する研究に貢献することが期待されています。南極観測は国際的な科学協力の一環としても重要な役割を果たしており、日本の観測隊は長年にわたりこの分野で顕著な成果を上げ続けています。

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