警察庁は15日、18歳未満の画像を生成人工知能(AI)などで加工したわいせつ画像「性的ディープフェイク」について、今年1~3月に全国の警察が把握した事案が55件(前年同期比32件増)に上ったことを明らかにした。東京都内で開かれた「社会安全フォーラム」で担当者が報告した。
被害の実態と特徴
警察庁によると、被害者は中高生が約9割を占め、加害者の最多は中学生の36件だった。同級生など面識がある人同士のトラブルが多くを占めるという。具体的には、男性教諭が勤務する高校の女子生徒の写真を下着姿に加工したケースや、男子高校生が交流サイト(SNS)で知り合った人物に顔写真を加工され、「拡散する」と電子マネーを要求された事案もあった。
対策の必要性
警察庁は、性的ディープフェイクの被害防止に向け、学校や家庭での情報モラル教育の徹底や、被害に遭った際の早期相談を呼びかけている。また、SNS事業者に対しても、不適切な画像の迅速な削除や対策強化を求めていく方針だ。



