福島県内の高校生が、人工知能(AI)技術を駆使して地域課題の解決策を競うコンテスト「ふくしまAIチャレンジ2025」が14日、福島市で開催された。県内の高校から12チームが参加し、農業や観光、防災など多岐にわたる分野で革新的なアイデアを披露した。
最優秀賞は「AIで農業の未来を拓く」チーム
審査の結果、最優秀賞に輝いたのは、県立相馬高校のチーム「AIで農業の未来を拓く」だ。同チームは、AIによる画像認識技術を活用し、農作物の病害虫を早期発見するシステムを提案。ドローンで撮影した画像をAIが分析し、農家にリアルタイムで警告を送る仕組みで、農薬使用量の削減と収穫量の向上を目指す。
地元企業との連携も評価
同チームは、地元の農業法人やIT企業と連携し、すでに実証実験を開始している点も高く評価された。審査委員長は「単なるアイデアにとどまらず、実用化への道筋が明確で、地域経済への貢献が期待できる」と講評した。
観光分野でもAI活用提案
準優秀賞には、県立会津高校のチーム「AI観光案内」が選ばれた。同チームは、観光客の属性や過去の行動データをAIが学習し、最適な観光ルートを提案するアプリを開発。会津地域の観光振興に貢献することを目指す。
コンテストには、県内外から約500人が来場し、高校生たちの熱意あふれる発表に耳を傾けた。主催者は「今後もこのような機会を設け、若い世代のAIリテラシー向上と地域活性化を図りたい」と述べた。



